2017年03月11日
創業の精神 高級車・外車レンタカー 株式会社ネクスト・ワン 藤川雅資
平成18年に会社をこの株式会社ネクスト・ワンを創業し
19年から輸入車のレンタカーに特化して事業を推進しました。
大きな志をもって創業したといいたいところですが、
実はそういったものはなく
ダメならいつでもやめよう。2年くらい会社が持つといいなあ
なんて思ってました。
家族と社員さんだけはなんとか生活させていけたらいいなあ・・・と
ただ、これだけは決めていました。事業ががダメになったときは潔くやめよう。
そのとき、決して人に迷惑をかけないようにしよう決めていました。
創業の時はご存知かもしれませんが、地位もコネもお金も当然ありませんでした。
周りの人々から口をそろえて失敗するだろうといわれ、思われ続けていました。
レンタカーの仕事を選んだのはいくつか理由があります。
なかでも一番大きな理由があります。
それは、レンタカーの仕事なら万が一会社がうまくいかなくなって
辞めることになったとしても、周りにあまりご迷惑をかけずに済むと
考えたからです。
当時は若く理想を少し高くもって創業したので
他人の不幸の上に自分の幸せを築くようなまねだけはしないと
肝に銘じるようにしていました。
そもそも、会社がダメになったときは自殺しなければいけないのではないか?
と案外真剣に思っていました。(当時そんなドラマを見てそうだと信じ込んでいました^^:。)
また、人に迷惑をかけてまで仕事・事業をするという考え方がどうも嫌いでした。
だから、迷惑かけるくらいならやめてやろう!といつも思ってました。
辞める時はきれいにやめようと考えていました。
ですから、ありとあらゆるものに一切お金をかけませんでした。
(いつでも会社をたためるように^^)
出店にはお金をほとんどかけませんでしたし
大家さんのタクシー会社さんのトイレ掃除をさせてもらう代わりに
6畳の事務所の家賃もただにしてもらいました。
不便だけど安い家賃の駐車場で営業をしたので
家賃滞納する可能性が低いので
家主さんにも迷惑かけませんし、
銀行さんに借りたお金も、車を売却すれば即現金化できたので
迷惑かけない。
工場設備だと簡単に現金化できませんが、当時中古車でレンタカーをしていたので
現金化が容易で保有車両資産価値も高かった。
そうして、月日を重ね出会いと御縁を頂いていくうちに
私の創業時の精神・思いは
事業の存続だけを考えている段階から、
事業の成長を考えるようになり
事業の社会的 存在価値を考えるようになっていったのです。
2017年03月06日
働き一両 考え五両 見切り千両② 高級車・外車レンタカー 株式会社ネクスト・ワン 藤川雅資
前回のつづきです。
愚直にお墓参りとトイレ掃除をせっせ行いながら、自動車の鈑金の仕事
を来る日も来る日もしていました。
「いつかいいことおこるかなあ」
とおもいながら・・・
精神的には充実してくるのですが、物質的になかなか充実しませんでした。
3年ほどトイレ掃除していて気付いたのです。
この先に成果がないのではないか?と・・・。
そんな時に読書をしていて次のような言葉が紹介されていました。
『 働き一両 考え五両 知恵借り拾両
骨知り五十両 閃き百両 人知り三百両
歴史に学ぶ五百両 見切り千両 無欲万両 』
上杉鷹山公のお言葉とのこと。
とくに「働き一両 考え五両 見切り千両」
という言葉が心に焼きつきました。
コツコツ働くだけではだめなんだ。
知恵を使わないとダメなんだ。知恵をつかえば同じ時間で5倍も稼げる。
でも、もっとすごいのは 見切る力、やめる力、
引き際を見極めることなんだ
それは働くことの1000倍の価値があるのだと知りました。
それから今までの生き方を変えていかないと成功できないと気づきました。
その時から、トイレ掃除にお墓参り+自分自身に時間とお金を投資すると決め
休日返上でセミナーに参加するようになりました。
自分にお金をかけました。
そこから御縁を頂き、その活きた御縁が今の人生を創ってくれるようになりました。
縁はたくさんあれど、活きた縁には中々結縁しません。
世の中にはすごいなあと思う人とたくさん出会います。
自分の未熟さで逃した結縁も多かったかと思いますが
ダメだと思わず、亀の歩みでもコツコツと縁を大切にしていくことがです。
見切り千両 諦めず 急がず 騒がず コツコツ こつこつ
いつか良い御縁を活かせる自分になれる時が来る。
今もそう信じて頑張っています。